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「|」 (パイプ) - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧

この記号の左側で指定したコマンドが出力した内容を、右側で指定したコマンドの入力にします。

構文

<command1> | <command2>

解説

「|」使用例

パイプは左側のコマンドが標準出力に出力した内容を、そのまま右側のコマンドの標準入力につなげる役割を果たします。パイプを利用すると、一方の出力をもう一方の入力にする処理を1行で実行することができるため、自前で一時ファイルを指定したりする必要がなくなります。

[MS-DOS のみ] パイプを使う場合環境変数「TEMP」が指定されている必要があります。

[Windows NT系] [拡張構文] Callでバッチファイル内のラベルを呼び出す場合、そのCallの出力をパイプで送ることはできません(出力リダイレクトでファイルに出力することは可能です)。

サンプル1

type C:\config.sys | more

C:\config.sys をTypeコマンドで出力しますが、 Moreコマンドで1画面ごとに出力させます。

サンプル2

echo Y| del "%TEMP%\*.*"

TEMPディレクトリの中のファイル(ディレクトリを除く)をDelコマンドで削除しますが、"*.*" のように指定すると必ず削除するかどうか尋ねられるので、いつでも「はい」(Y) にしたいとき、Echoコマンドで Y を出力させ、それを「 | 」で応答として与えます。