プロンプトでのドライブ移動 - DOS/コマンドプロンプトコマンド一覧

MS-DOSプロンプト・コマンドプロンプトで現在のドライブを移動(変更)するには、「X:」と、「ドライブ文字」+「:」を直接入力してエンターします。

X:

[Windows NT系/XP 以降] Cd(Chdir)コマンドで「/D」オプションを使うことで、現在のドライブとカレントディレクトリをまとめて変更・移動することができます。また、Pushdコマンドでもドライブを変更することができます。

解説

カレントディレクトリ(現在のディレクトリ)を移動する場合はCd(Chdir)コマンドを使用しますが、ドライブの移動にはコマンドが無く、直接ドライブ文字とコロンを入力してエンターすることで移動できます。

ドライブを移動した後のカレントディレクトリは、初期状態ではルートディレクトリですが、既にCdコマンドなどで変更済みの場合はそのディレクトリになります。現在のドライブのカレントディレクトリはドライブを移動しても保持されるため、別のドライブに移動して戻ってくるとカレントディレクトリが復元されます。

現在のドライブ(カレントドライブ)とカレントディレクトリについては、「DOS/Windowsのカレントディレクトリ」のページも併せてご覧ください。

例

サンプル1

D:
cd \MyDocs\Pictures

カレントディレクトリを「D:\MyDocs\Pictures」に変更します。

サンプル2

cd D:\MyDocs\Pictures
D:

サンプル1と同じく、カレントディレクトリを「D:\MyDocs\Pictures」に変更します。カレントディレクトリはドライブごとに存在するため、(/D オプションを使わずに)Cdコマンドで現在のドライブと異なるドライブを先頭に付けることで、そのドライブのカレントディレクトリを先に変更することができます。

サンプル3

cd /D D:\MyDocs\Pictures

[Windows NT系/XP 以降] サンプル1・2と同じく、カレントディレクトリを「D:\MyDocs\Pictures」に変更します。ドライブとディレクトリをまとめて変更する場合はCdコマンドの「/D」オプションを使います。

サンプル4

pushd D:\MyDocs\Pictures

[Windows NT系/XP 以降] サンプル1・2・3と同じく、カレントディレクトリを「D:\MyDocs\Pictures」に変更します。Pushdコマンドはそのままで現在のドライブもまとめて変更します。ただしCdコマンドと異なり、Popdコマンドで移動前のドライブ・ディレクトリに戻すことができます。