Setver - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
[MS-DOS, Windows 95/98/Me] バージョンテーブルを管理します。プログラムを実行する際の「MS-DOSのバージョン」を設定することができます。
なお、Setverで設定したバージョンテーブルを使うには事前にConfig.sysでsetver.exeを読み込む必要があります。
構文
setver[.exe] [<setver-path>] [<file-name> [<version> | /DELETE [/QUIET]]
オプション一覧
オプションなしで実行した場合は、現在登録されているバージョンの一覧が表示されます。
<setver-path> | Setver.exeの場所(ディレクトリ)を指定します。指定するとこのディレクトリにあるSetver.exeが実行されます。 |
<file-name> | バージョンを設定するプログラムのファイル名を指定します。 |
<version> | MS-DOSのバージョンを「n.nn」の形式で指定します。(6.20、4.00など) |
/DELETE | バージョンテーブルからプログラムを削除します。 |
/QUIET | 削除する際に表示されるメッセージを表示させないようにします。 |
解説
Setverを利用することで、実行するDOSプログラムが認識するMS-DOSのバージョンを変更することが出来ます。特に、新しいバージョンのMS-DOSで古いMS-DOS向けに作られたプログラムを実行する際、MS-DOSのバージョンチェックに引っかかることがある場合、このコマンドを用いてバージョンテーブルを変更し、バージョンチェックをパスさせることが出来ます。
なお、変更した内容を反映させるにはシステムの再起動が必要になります。