Rem - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
実行しても何も起きないコマンドです。バッチファイルのコメント記述などに使われます。
構文
rem <any-strings>
rem
<any-strings> | 改行と「/?」で始まるテキストを除く任意のテキストを指定します。何も指定しなくても構いません(空行のような扱い)。 |
解説
Remはバッチファイル内にコメント(注釈)を記述するためのコマンドであり、「Rem」の後には改行と「/?」で始まるテキストを除くどんな文字列を指定しても何も起きません。ただし、「/?」を指定するとコマンドの使い方が表示され、「/?」とスペースを空けて適当なテキストを指定するとエラーになります。
なお、コメントとしての文字「;」(セミコロン)はConfig.sysでのみ使用することができます。プロンプトやバッチファイルで使用することはできません。一方、「:」(コロン)をコメント記述のために用いる場合もあります。
例
サンプル1 (バッチファイル)
@rem Version 2012-06-17 @echo off
コメントとしてバージョン情報を追加しています。この際、「echo off」の前に記述しているため「@」を用いてコマンド自身の出力を抑制しています。
サンプル2 (バッチファイル)
rem set BLASTER=A220 I5 D1 H5 P330 T6 set BLASTER=A220 I7 D1 H5 P330 T6
以前書いていたコマンドを使いたくないけど消さずに残しておきたい場合、「rem」を入れることでそのコマンドを無効化しつつ残すことができます。