「>>」 (追加出力リダイレクト) - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
この記号の左側で指定したコマンドの出力を、右側で指定したファイルの末尾に追加します。(ファイルに追加出力します。)
構文
<command> [<num>]>> <file-name>
<command> [<num>]>>&<num>
<command> | 出力を送りたいコマンドラインを指定します。 |
<file-name> | 出力先となるファイル名を指定します。 |
[<num>] | [Windows NT 系] リダイレクト元のハンドル番号を指定します。「1」を指定すると標準出力(STDOUT)、「2」を指定すると標準エラー出力(STDERR)を表し、そこに出力された文字をリダイレクトします。省略すると「1」が指定されたものと見なされます。 |
&<num> |
[Windows NT 系] リダイレクト先のハンドル番号を指定します。「1」を指定すると標準出力(STDOUT)、「2」を指定すると標準エラー出力(STDERR)を表し、そこに文字出力をリダイレクトします。例えばEchoコマンドは通常標準出力に文字列を出力しますが、「>>&2」を末尾に付けることで標準エラー出力に文字列を出力させることができます。 以上の指定方法は「>」と同様です。 |
解説
追加出力リダイレクトは出力リダイレクトに似ていますが、ファイルに書き込む際に上書きではなくファイルの末尾に追加するという違いがあります。追加出力リダイレクトのみを用いるとファイルの中身がリセットされないため、リセットしたい場合は通常の出力リダイレクトを使う必要があります。
例
サンプル
echo First Line> out.txt echo Second Line>> out.txt
out.txt の内容を「First Line(改行)Second Line(改行)」にします。