Mem - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
[MS-DOS] DOS上に読み込まれているプログラムとメモリ使用状況を一覧で表示します。
[Windows NT系/XP以降(32ビット系のみ)] NT系にはDOSの概念がありませんが、このプログラムは提供されています。ただしMS-DOSのバージョンを5.00として以下の説明を読んでください。
構文
mem[.exe] [/CLASSIFY | /DEBUG | /FREE | /MODULE <module-name> | /PROGRAM] [/ALL] [/PAGE]
※ /ALL スイッチと /PAGE スイッチ以外は組み合わせることが出来ません。
/CLASSIFY | 現在読み込まれているプログラムがコンベンショナルメモリと上位メモリをどの程度使用しているかを、一覧にして表示します。このオプションは「/C」と省略できます。 |
/DEBUG | 現在読み込まれているプログラムと内部ドライバの情報を、一覧にして表示します。また、総使用メモリなどの情報も詳細表示します。このオプションは「/D」と省略できます。 |
/FREE | [MS-DOS 6.00以降] 現在使用されていない(空いている)コンベンショナルメモリと上位メモリの情報を詳細表示します。このオプションは「/F」と省略できます。 |
/MODULE <module-name> | [MS-DOS 6.00以降] <module-name> で指定したモジュールのメモリ使用状況を詳細表示します。「/MODULE」は「/M」と省略できます。 |
/PROGRAM | [MS-DOS 5.00以前] 現在プログラムがどのアドレスに読み込まれているかを一覧表示します。このオプションは「/P」と省略できます。(※ MS-DOS 5.00以前では /PAGE が使用できないので /P は /PROGRAM の意味になります。) |
/ALL | [MS-DOS 6.00以降] ハイメモリ(HMA)の使用可能な領域のサイズも表示します。このオプションは「/A」と省略できます。 |
/PAGE | [MS-DOS 6.00以降] 画面に結果を表示する際、画面のサイズに合わせて1ページずつ表示します (Moreコマンドと同様の動作)。このオプションは「/P」と省略できます。(※ MS-DOS 6.00以降では /PROGRAM が使用できないので /P は /PAGE の意味になります。) |
解説
Mem プログラムを使うと、DOS上でドライバやプログラムがどの程度のメモリを使用しているかを知ることが出来ます。DOS空間は使用できるメモリが限られているため、どのプログラムを上位メモリで読み込むようにするかなどの計算を行う際に役に立ちます。
例
サンプル
mem /c /p
[MS-DOS 6.00 以降] 現在読み込まれているプログラムと、そのプログラムが使用するメモリ量をページごとに一覧表示します。