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コマンドプロンプトを管理者として実行するには? - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧

スタートメニュー内にある「コマンドプロンプト」を右クリックしてサブメニューを開き、「管理者として実行」を選択します。

コマンドラインからはRunasコマンドを使いますが、Vista以降では権限の昇格が行われないため、PowerShellのStart-Processコマンドを組み合わせるなどの工夫が必要です(Runasの例もご確認ください)。

管理者としてコマンドプロンプトを実行する場合、以下の点に注意する必要があります。

  1. ほとんどの操作が可能になる: 管理者はほぼすべての権限を持ち、「管理者として実行」をするとそれらがすべて有効になるため、操作を間違えると重要なファイルを削除してしまったり思わぬ設定変更を及ぼしてしまう可能性があります。
  2. 子プログラムに権限が継承される: 管理者としてコマンドプロンプトを実行した場合、そのプロンプトから実行するプログラムはすべて「管理者として実行」されることになります。前述の通りほとんどの操作が可能になるため、何を行うかわからないプログラムやスクリプトは実行しないようにする必要があります。
  3. 確認ダイアログは最初の1回だけ: Vista以降で表示される「実行しますか?」ダイアログ(権限の昇格ダイアログ)は最初に「管理者として実行」するときにのみ表示されます。前述の通り「管理者として実行」したコマンドプロンプトからプログラムを実行するとそれらも「管理者として実行」されますが、その際確認ダイアログは表示されませんので、前述の内容により一層注意する必要があります。

逆にこれらの点に注意すれば、コンピューターの管理などに必要な操作を行うことができます。

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