Chkntfs - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
[Windows NT系/XP 以降] 次回起動時にNTFSボリューム(ディスク)のチェックを行うようにスケジューリングします。
構文
chkntfs[.exe] <volume>...
chkntfs[.exe] /D
chkntfs[.exe] /T[:<time>]
chkntfs[.exe] /X <volume>...
chkntfs[.exe] /C <volume>...
オプション一覧
<volume>... |
ボリューム名を指定します。ボリューム名はドライブ(ドライブ文字+コロン)や「\\?\Volume」で始まるボリュームパス(末尾の「\」は外して指定します)、マウントポイント(ボリュームがマウントされたディレクトリのパス)が指定できます。ボリューム名およびマウントポイントはMountvolコマンドで確認できます。 オプションなし、または /X /C オプションを指定した場合はボリューム名を指定しますが、ボリューム名はスペース区切りで複数指定することができます。 |
/D | 次回起動時のボリュームチェックを既定の状態にします(/X や /C の設定をリセットします)。既定の状態では、ボリュームが「チェックが必要」状態になっていれば次回起動時にチェックが行われます。 |
/T[:<time>] |
次回起動時のボリュームチェックを開始するまでのカウントダウン時間を設定します。<time> には秒数を指定します(「/T:8」のように指定します)。 「/T」のみを指定した場合は現在の設定が出力されます。(日本語では「設定されました」と出力されますが、実際には設定を更新しているわけではありません。) |
/X | 次回起動時のボリュームチェックから指定のボリュームを除外します(「チェックが必要」状態を無視します)。 |
/C | 次回起動時のボリュームチェックから指定のボリュームを追加します(「チェックが必要」状態でなくてもチェックするようにします)。 |
解説
Chkntfsは名前がChkdskコマンドに似ていますが、その場でボリュームをチェックするコマンドではなく、次回のコンピューター起動時にボリュームチェックをスケジューリングするコマンドです。即座にチェックしたい場合はChkdskコマンドを使いますが、システムドライブの場合はファイルにアクセス中などの理由でチェックを十分に行うことができない可能性があるため、Chkntfsでスケジューリングしてチェックする方が適している場合もあります。
なお、システムドライブに対するスケジューリング設定や「/T」オプションによる設定には管理者権限が必要です。
例
サンプル
chkntfs /C C:
Cドライブを次回起動時にボリュームチェックするように設定します。Cドライブがシステムドライブの場合はこのコマンドの実行に管理者権限が必要です。